2008年4月24日木曜日

大血川下見



6月に秩父演習林で行われる全学体験ゼミ「危険な生物:植物編」の下見に、大血川へ行ってきました。


入川エリアと同様、ハシリドコロがやたらと目につきます。


山の中に緑がまだ少ないこの季節、心惹かれてしまうかもしれませんが、食べないでくださいね。


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日本三大毒草の一つに数えられてますが(だれが何を基準に決めたんだろ?ほかはトリカブトとドクウツギ)、漢方ではロート根として使われ有用な一面も。かつて大滝でもハシリドコロの根を採取し、販売していた人がいるそうです。





ないかないかと探していて見つかってうれしかったのがイラクサ。


全草の表面にとげがあり、これが刺さるとしばらく疼きます。


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蟻酸や酪酸などが悪さをするようです。


どうやら大滝では利用されてなかったようですが、良質の繊維がとれる植物として有名です。


東北地方では、属は違いますが近縁のミヤマイラクサが山菜として利用されます。茹でてしまえば、とげの心配はなくなります。





それから、危険かどうかは微妙ですが、ミツマタ。


今が花の盛りです。


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クマリン配糖体(かわいい名前ですね)を含み有毒なので食べないでください。


っていうか、食べようと思いませんよね。


言わずと知れた高級和紙の原料です。





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