2008年9月28日日曜日

公開講座「秩父演習林のきのこ」



公開講座「秩父演習林のきのこ」が行われました。


天候は曇りで、今回の開催地、標高およそ1100mの林道終点付近は肌寒いくらいでした。


2日前に雨が降ったはずですが、以外にも林内は乾いていました。


このためなのか、初秋のきのこと晩秋のきのこの端境期なのか、全般的にきのこの姿は少なかったです。


午前中は、イヌブナ、ブナが優占する天然林でのきのこ解説とグループ行動での自由散策ときのこ採集。


ベニタケの仲間や、ツキヨタケ、ヤマイグチ、ホコリタケ、クリタケ、ムラサキシメジなどを見ることができました。


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ツキヨタケを観察する参加者のみなさん


午後は、カラマツ植林地でところどころモミが混じっているところ。


ハナイグチ、ホテイシメジ、アカモミタケなどを見ることができました。


秩父演習林事務所に戻ってからは、鑑定会。


広葉樹林のきのこと針葉樹林のきのこについて改めておさらいしました。


条件が悪いながらも、なかなか多様なきのこにお目にかかれました。


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2008年9月18日木曜日

公開講座「秩父演習林のきのこ」抽選会



9月28日に行われる公開講座「秩父演習林のきのこ」に多数の応募をありがとうございました。


定員をはるかに超える応募のため、本日抽選会を行いました。


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明日には返信はがきを発送予定です。


応募をされた方、今しばらくお待ちください。





2008年9月17日水曜日

同志社大学経済学部ゼミ合宿



9月12-15日、同志社大学経済学部のゼミ合宿が行われました。


参加した学生さんたちは、関西でも里山・耕作放棄地を活用する活動をしているそうですが、実際、秩父演習林に来てみて、あまりの山深さ、地形の急峻さに驚いていました。


実際に体験する活動も刺激的だったようです。


・林業体験


13日午前に枝打ち、午後に間伐をしました。


枝打ちをすると林内がみるみるきれいになるので、みんな黙々と作業していました。


間伐体験はノコを入れる角度と材の運び出しに四苦八苦しました。現在のスギ小径材の値段を教えると「なんでだよー!」


でも、ある学生曰く、「こういうことを仕事にしている人がいることがわかって良かった」


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学生による枝打ちが完了した林内(下)。すっきりしました。


・炭焼き体験


14・15日は大血川で炭焼き体験をしました。


この体験活動には、国際炭焼き協力会会長の杉浦銀治さんと埼玉森林管理事務所の岩下禮治さんが駆けつけてくれました。


高野さん作成のドラム缶窯と、杉浦さん・岩下さん指導による伏せ焼きで炭焼きを体験しました。


一日中、木と焚き火・炭火とたわむれ、あっという間に時間が過ぎていきました。


中には「銀じい」と語り明かす学生も。


炭材の原木が湿りすぎていたせいか、炭化が十分ではありませんでしたが、杉浦さん曰く、「炭焼きに失敗はない」。


防腐作用のある上質な燻煙乾燥材として、林内歩道などに使えるそうです。


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「銀じい」の指導のもと、原木を窯に詰めていきます。